山王祭2017!都心の日枝神社で開催される「天下祭り」

山王祭2017!都心の日枝神社で開催される「天下祭り」

2017年6月2日
日枝神社
出典 日枝神社 http://www.hiejinja.net/grounds.php

日枝神社の山王祭は神田祭・深川祭とともに江戸三大祭りの筆頭として、さらに日本三大祭りにも数えられている、1300年以上の歴史を持つ盛大なお祭りです。ただ、奇数年に相当する2017年の今年は祭礼行列神幸祭は行われません

スポンサーリンク

東京日枝神社の山王祭概要

日枝神社の山王祭は毎年6月に行われるお祭りです。
江戸三大祭り(山王祭、神田祭、深川八幡祭)の筆頭であり、さらに京都の祇園祭(八坂神社)、大阪の天神祭(天満宮)と共に、日本三大祭に数えられているお祭りでもあります。

江戸時代には、江戸城内に御神輿と山車の入御を許可され、三代将軍家光公以来の歴代将軍が上覧拝礼した「天下祭り」として広く世に親しまれてきました。
また、江戸時代には、祭礼に係わる費用を、幕府が支出したことから「御用祭」とも呼ばれたとも言われています。

歴史の重みを感じる厳かな儀式の他にも、神楽囃子や山王太鼓といった日本古来の芸能に触れられる出し物や民踊大会、子供たちが稚児の装束を身につけて行う「稚児行列」など、バラエティに富んだ行事が多数行われています。

ただ、「神幸祭」は、山王祭は偶数年、神幸祭は奇数年と交替で隔年で行われますので2017年(平成29年)今年の山王祭では祭礼行列神幸祭は行われません。

山王祭2017/期間・場所・アクセス

期 間

平成29年6月7日(水曜日)~17日(土曜日)

会 場

日枝神社:東京都千代田区永田町2丁目10番5号

お問い合わせ

日枝神社:電話 03-3581-2471
【日枝神社ホームページ】http://www.hiejinja.net
【山王祭公式ホームページ】http://hiejinja.tenkamatsuri.jp

公共交通機関でのアクセス

徒歩での場合

最寄り駅
●地下鉄(千代田線)赤坂駅(出口2)徒歩3分
●地下鉄(南北線・銀座線)溜池山王駅(出口7)徒歩3分
●地下鉄(千代田線)国会議事堂前駅(出口5)徒歩5分
●地下鉄(銀座線・丸の内線)赤坂見附駅(出口11)徒歩8分

※徒歩でお越しの方の地図【山王祭公式ホームページ】参照

車での場合

●首都高速霞ヶ関インターより5分
●駐車場完備
※車でお越しの方の地図【山王祭公式ホームページ】参照

JR東京駅からのアクセス

●地下鉄に乗り換え、丸の内線東京駅より新宿・荻窪・中野方面電車利用
赤坂見附駅にて下車(乗車時間約9分)
●外堀通りを六本木方面へ徒歩約5分

行事日程/例祭・奉祝行事

2017年6月 例祭並諸儀日程

【赤坂日枝神社】山王祭のご案内

7日(水)八坂神社例祭

11時 (末社)

10日(土)表千家家元献茶式

11時 (本社)

11日(日)境内茶園並狭山新茶奉納奉告祭

11時 (本社)

11日(日)夏越稚児行列

13時、14時、15時 の3回 (本社)日枝神社神苑にて
男女共3歳から7歳まで、かわいらしい稚児の装束に身を包み、茅の輪くぐりのお練りに参加し御祓いをうけます 。
御初穂料は一人10,000円(含 祈祷料他・稚児装束・記念写真・おみやげ)

11日(日)第29回奉納剣道大会奉告祭

16時半 (本社)

13日(火)摂社祭

11時 (日本橋日枝神社)

13日(火)献灯祭

18時 (本社)

14日(水)献灯祭

18時 (本社)

15日(木)例祭 -皇城鎮護・都民平安祈願-

11時 (本社)
山王祭で最も重要な儀式。太田道灌公が川越の山王宮を江戸城の守護神としたのがこの日。
以来500年余りにわたり、儀式が執り行われており、歴史を感じさせる儀式です。
儀式の様子は千代田区観光協会の公式サイトの[”例祭奉幣”と日枝の舞・山王太鼓レポート] http://www.kanko-chiyoda.jp/Default.aspx?tabid=68&EntryID=3778 必見!

15日(木)献灯祭

18時 (本社)

16日(金)煎茶礼道日泉流献茶式

11時 (本社)

16日(金)山王嘉祥祭

13時~ (本社)
「伝統の和菓子」を神前に献じ、万民の「疫難退散」と「健康招福」を祈願する行事です。当日は、東京和菓子協会の技術者が「菓子司」として神前にて和菓子(煉切)を作り奉納します。
山王嘉祥祭(和菓子のまつり)詳細は山王祭広報委員会公式サイトを閲覧下さい。

17日(土)裏千家家元献茶式

10時 (本社)

2017年6月 奉祝神賑行事日程

納涼大会 盆踊り
出典 山王祭広報委員会 http://www.tenkamatsuri.jp/minyo/index.html
7日(水)~17日(土)狭山茶茶席

日中 (齋庭)狭山市及狭山市茶業協会

7日(水)~17日(土)嘉祥祭菓子接待席

日中 (齋庭)東京和生菓子商工業協同組合の協賛による嘉祥菓子とお茶の接待

7日(水)~17日(土)奉納生花展

日中 (齋庭)麗月流佐藤汀恵社中、龍生派栗田草泉社中

8日(木)ミニコンサート「にっぽんの歌」

12時15分(神楽殿)キーテコーラス アンダー100によるコーラス

10日(土)江戸の伝統「里神楽」

10時~16時(神楽殿)松本源之助社中

11日(日)奉納剣道大会

13時45分~(境内)

11日(日) 江戸の伝統「里神楽」

日中(神楽殿)松本源之助社中

13日(火)~15日(木)山王音頭と民踊大会

18時半~(境内)鈴木・落合・美麗香会社中
納涼大会 盆踊り とも呼ばれる3日間だけ日本で一番早い盆踊りが楽しめます。
普段は静かな境内に奉納提灯が所狭しと掲げられ、明々と照り映える中で太鼓の音も楽しく開催されます。
近隣から浴衣がけの方も沢山来て、初心者でも踊れる歌と踊りを楽しみます。
テントの中に「やぐら」を建てるので雨天決行。期間中楽しい夜店も出ます。
八木節・白浜音頭・千代田踊り・東京音頭・炭坑節・その他

14日(水)野点御茶席

11時~15時(齋庭)裏千家永井宗圭社中

14日(水)神楽囃子

18時~20時(神楽殿)麹町囃子

15日(木)江戸の伝統「里神楽」

日中(神楽殿)若山胤雄社中

15日(木)山王太鼓

正午(齋庭)日枝神社奉賛青年会

15日(木)野点御茶席

11時~15時(齋庭)宗偏流 細田宗栄社中

15日(木)神楽囃子

18時~20時(神楽殿)麹町囃子

16日(金)煎茶礼道日泉流野煎席

11時半~16時半(齋庭)日泉流家元小泉萌生宗匠並当社巫女

むすび

山王祭・神田祭・深川祭は、ともに江戸三大祭りと言われています。
毎年、祭りの時期は巡ってくるのですが、本祭である例大祭が行われる年と、陰祭と言って例大祭が行われない年があります。
本祭である例大祭が行われる年は、山王祭では偶数年、神田祭は奇数年、深川祭は3年に一度(2017年の今年)となっています。

今年の山王祭は陰祭にあたり、祭礼行列神幸祭は行われませんが例祭並諸儀が執り行われ祭りが進行されます。
神幸祭が行われなく少し物足りないかもしれませんが“陰祭といっても”簡略な内容の祭りではありませんので伝統舞踊や祭り囃子、

神幸祭が行われなく少し物足りなく思われるかもしれませんが、日本三大祭にも数えられているほどのお祭りなのでそれなりに見物人も多く混雑します。

古式豊かな祭事や江戸の伝統「里神楽」、伝統舞踊、祭り囃子を堪能した後、日本で一番早い盆踊りを楽しんでみるのはいかがでしょうか。