冬から春へ、3月ともなれば暖かい季節に移り変わっていきます。春といえば、まず思いつくのがお花見でしょう。日本各地では花の開花とともに様々な「花まつり」が開催されます。
まず、お花見といえば、桜や梅をあげる方が多いかと思います。当サイトの管理人も
「幸手桜まつり」や「吉野梅郷梅まつり」については別項で紹介しています。
それらの時期に続いて美しい花を咲かせるものがあります。ひな祭りといえば「あ~桃の花か!」と気づかれると思いますが、お花見としてはあまり馴染みがないかもしれません。
しかし、茨城県古河市の古河総合公園は5品種2000本の花桃が植えられ「日本一の花桃の里」と呼ばれています。
今回は、花桃の絶景日本一と言われる茨城「第41回古河桃まつり」2017について日程やアクセス方法などについて紹介します。
開催日時や場所、アクセスなど
詳細な最新情報をお求めの方は以下の機関の公式ホームページを参照下さい。
茨城県公式観光情報サイト「第41回古河桃まつり」
こちらを参照>> http://www.ibarakiguide.jp/seasons/momo.html
古河市観光協会 「古河桃まつり」
こちらを参照>> http://www.kogakanko.jp/momo/index.php
茨城県古河市古河市役所観光物産課「第41回古河桃まつり」
こちらを参照>> http://www.city.ibaraki-koga.lg.jp/0000005356.html
「古河桃まつり」についてよくご承知の方や以前参加された方には2017年開催の概要を以下にまとめています。お役に立てれば幸いです。
開催日時
期間:平成29年3月18日(土曜日)~4月5日(水曜日)
時間:午前9時~午後5時
※雨天、荒天時はイベントが中止となる場合あり
開催場所
古河総合公園(古河公方公園) 茨城県古河市鴻巣399-1
電車でのアクセス
■JR宇都宮線・湘南新宿ライン 古河駅よりタクシーで約10分・徒歩で約35分
※期間中臨時バス運行あり(有料)
平日は1時間に1~2本、休日は1時間に1~3本程度運行しているので駅から会場間はこちらを利用すると便利。
■東武日光線・新古河駅よりタクシーで約10分・徒歩で約40分
車でのアクセス
■東北自動車道 館林ICより約30分、久喜ICより約30分
■圏央道 五霞ICより約30分
【駐車場】
・ 普通車 約700台(駐車料金 500円)
・ バス 20台(駐車料金 2,000円)
※駐車場有料期間3月18日(土曜日)~4月5月(水曜日)
花の開花状況により、駐車場有料期間に変更が生じる場合があります。
さらに古河桃まつり期間中は、古河総合公園周辺に無料の臨時駐車場が用意されます。
市民球場駐車場、古河市サッカー駐車場、あじさい学園駐車場、古河市役所古河庁舎駐車場、福祉の森会館駐車場、古河商工会議所駐車場、三桜工業駐車場等
※ただし、イベントや競技開催日には混雑することや利用可能の日に制限があるので注意して下さい。
日帰りバスツアーも有り
はとバスでは「5種の桃が咲き乱れ!古河桃まつりと2万珠のチューリップに栃木ブランドとちおとめ&スカイベリー食べくらべ」と銘打った日帰りツアーを運行
設 定 日:2017.3/18 ~ 4/5
目 的 地:茨城県/栃木県/埼玉県
乗車場所:新宿駅西口のりば
1名での申込みもOKで、20名以上集まれば3月18日~3月31日まで運行するようです。
はとバスホームページ日帰りツアー詳細はコチラ
https://www.hatobus.co.jp/app/search/course_detail/index?c_code=H395F&s_date=20161227&c_id=
期間中のイベント
桃まつり期間中は、毎日開催の野点やモンキーパフォーマンス、バルーンパフォーマンスをはじめ、歌謡ショーやバンド演奏などといった音楽ライブ、そして、民謡芸能の披露やビンゴゲームなど・・楽しいイベントが盛りだくさん用意されています。
土・日・祝日に行われる、熱気球体験登場や揚舟御所沼遊覧、人力車、がまの油売り口上も人気です。
くわしいイベント情報は、古河市観光協会公式ホームページで確認ください。
>> http://www.kogakanko.jp/momo/top.php?ID=6
「古河桃まつり」とは
桃園の成り立ち
古河(こが)を代表するおまつりのひとつが『桃まつり』ですが、なぜこの場所にたくさんの花桃が植えられたのでしょうか?
江戸時代初期に古河藩主・土井利勝が江戸で家臣の子供たちに拾い集めさた桃の種を古河に送り、農民に育てさせたのがはじまりと言われています。
領地では燃料となる薪が乏しかったことから成長が早い上、果実は食料になる桃が選ばれたそうです。(ももクリ3年カキ8年といいますものね)
桃園の変遷
その後、天保のころには、桃の植え替えが行われ、次第に花見の名所として知られるようになっていきます。
明治に入ると、踊りの披露や競馬大会などが開催されたり多くの料理屋や茶屋が出店するようになり、多くの観光客で賑わい、上野駅や宇都宮駅から臨時列車が運行されるほどの人気だったそうです。
ところが、大正期後半頃に「炭疽病(たんそびょう)」という病気にかかってしまい全滅したり、昭和初期の戦時中には食料を増産するために、麦畑へと姿を変えてしまいます。
現在の桃園、古河総合公園
現在の桃は古河市が古河総合公園開園を機に、花を観賞するための桃を植えて桃林を復活させたものです。そして、1976年(昭和51年)に、第一回古河桃まつりが開催されました。
今年も3月18日(土)~4月5日(水)の期間、5種類の花桃(矢口桃、源平桃、菊桃、寿星桃、寒白桃)が会場をピンク色に染め、各種イベントも用意されて訪れる人々を楽しませてくれます。
まとめ
満開時には桃源郷というにふさわしいピンク色一色に染め上げられた風景に出会えます。
そして、視点を変えてみればピンク色の花桃と黄色い水仙の色合いが対照的で、背景の青空が彩りを添える景色に出会えるでしょう。
「幸手桜まつり」で紹介した桜の淡いピンクと菜の花の黄色の見事なコントラストと似た景色、ピンク色の花桃と黄色い水仙のコラボ、こんな景色を楽しめます。
桃まつりの期間後半には、桜も見頃を迎えます。隣接する埼玉県には花見名所が揃っているので、桃と桜の花見を同時に楽しめます。