天王祭2018年本祭の行事や日程

天王祭2018年本祭の行事や日程

素盞雄神社「天王祭」

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素盞雄神社「天王祭」の概要

天王祭とは、東京荒川区南千住に社殿を構える素盞雄神社の素盞雄(すさのお)と習合した牛頭天王(ごずてんのう)を祀るお祭りです。

本年(2018年)は5月31日(木)の宵宮祭にはじまり6月3日(日)御本社宮入りまでの4日間にわたる、3年に一度の御神幸祭(本まつり)です。

御神幸祭(本まつり)では二天棒で担ぐ千貫神輿・大神輿を筆頭に、中神輿・小神輿(子供神輿)の3基の御本社神輿の渡御があります。

神輿の渡御の折には、悪疫退散・除災招福・郷土繁栄を願う祭禮であり、御祭神の神威をより一層振り起こして祓うという願いで、氏子が神輿を左右に振り合う勇壮な「神輿振り」で知られているお祭りでもあります。

素盞雄神社「天王祭」の宵宮祭にはじまり宮入りまでの4日間にわたる祭りの日程や行事、見どころについてまとめました。

素盞雄神社「天王祭」の基本情報

基本情報
名  称 素盞雄神社 天王祭
所 在 地 東京都荒川区南千住6-60-1 素盞雄神社
開催期間 平成30年5月31日(木)~6月3日(日)
開催場所 素盞雄神社 及び 周辺氏子区域
料  金 無料
問合せ先 素盞雄神社(スサノオジンジャ)
TEL:03-3891-8281(8:00~18:00)
ホームページ:素盞雄神社「天王祭」

地 図 情 報

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交 通 情 報

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電車でアクセス
・JR常磐線南千住駅より徒歩8分
・東京メトロ日比谷線南千住駅より徒歩8分
・京成線千住大橋駅より徒歩8分
・都電荒川線三ノ輪橋より徒歩10分
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バスでアクセス
・都バス草43千住大橋停留所より徒歩1分
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素盞雄神社「天王祭」のイベント詳細

素盞雄神社は「南千住」「三河島」「町屋」「三之輪」四地区の61ケ町に氏子を持つ神社です。6月1日(金)の大祭式による厳かな神事を経て、61ケ町にわたる氏子区域は、勇壮華麗な祭一色へと染まっていきます。

祭りには「本祭」と「陰祭」という呼び方があり、三年に一度の御神幸祭を俗称で「本祭」といい、それ以外の年を「陰祭」といいます。

本年は三年に一度の御神幸祭(本祭)で、長柄四間半(約8.1m)の二天で担ぐ千貫神輿・大神輿を筆頭に、中神輿・小神輿(子供神輿)の3基の御本社神輿の渡御があります。

また、奉祝行事として境内では素盞雄神社天王太鼓会による奉納太鼓の演奏や、素盞雄神社華道茶道奉賛会によるお茶席が行われるほか、神楽殿には山車人形「稲田姫」(荒川区指定有形民俗文化財)が飾られます。

素盞雄神社「天王祭」の日程詳細 

5月31日(木)

宵宮祭:18:30
祭礼の前夜に行う小祭りで61ケ町の総代、氏子が勢ぞろいし厳粛な祭儀が行われます。
参列者は半紙に包んだキュウリを神社に奉納します。キュウリの断面が神紋に似ていて恐れ多いのでその年の初物をまず神前に供えてから食する伝統によるものと言われています。

素盞雄神社神紋素盞雄神社神紋

6月1日(金)

例大祭:10:30
御本社神輿御神霊移し斎行:18:00
本社神輿においても町会神輿においても「素盞雄神社」の御神体を「神輿」に移す最も神聖な儀式。御霊は決して見てはいけないことになっています。

神輿御神霊移し斎行

6月2日(土)

御本社発輿祭斎行:06:30
神社内での儀式で神社西鳥居前の道路に整列、町会名を書いた高張提灯が道路両側に61個づつ計122個が並ぶ中で、御輿が出発する時に行う神事が行われます。

御本社神輿宮出し:07:00
宮出しの時刻になると高提灯の間を、白装束の担ぎ手7~80人が「木遣り」を歌いながら行進し歌い終わると駆け足で境内へ、神輿に飛びつきます。

渡御の大半が豪快神輿振で、神輿は、三之輪・南千住から三河島地区を渡御します。
宮出しは大神輿と中神輿、二基の神輿により行われます。

御旅所奉遷(原稲荷):18:00
御旅所とは祭礼などに際して神輿を安置するところで、素盞雄神社を宮出しした本社神輿が町屋駅近くのめ原稲荷御旅所に18時頃到着し一夜を過ごします。

御本社発輿祭斎行御本社発輿祭斎行

我先に御輿へ

神輿渡御境外へ神輿渡御境外へ

神輿巡行神輿巡行

旅所原稲荷御旅所原稲荷御

6月3日(日)

御旅所発輿祭斎行(原稲荷):07:30
本社神輿が渡御の途中一泊された御旅所から出発される時に行なわれる神事です。

発輿:08:00
本社神輿が渡御の

御本社宮入り道中:17:00
宮入前にコツ通り(小塚原通り)の区間を区切って、南千住地区と三河島地区の若衆が本社神輿を担ぐ宮入り道中が盛大に行われ、祭りはクライマックスを迎えます。
宮入は大神輿と中神輿、二基の神輿がメインとなります。

御本社神輿宮入り:19:00
本社神輿、または町会神輿が祭礼終了前に神社に入り、御霊(みたま)を神社に返納すること

御旅所発輿祭斎行

御本社神輿巡行御本社神輿巡行

御本社神輿宮入り

素盞雄神社「天王祭」の見どころ

素盞雄神社「天王祭」の日程、行事を紹介してきましたが、文字だけでは伝えきれない祭りの主な見どころを動画を交えながら紹介します。

動画については、数あるYouTube投稿動画から、祭の主な見どころと、祭りの全体像が掴めるようなものを紹介しています。

平成27年天王祭 本社神輿宮出し
平成27年 素盞雄(すさのお)神社天王祭 本社神輿宮出し
 

cg8makt 2015/06/09 公開

 
本社神輿の宮出しは町屋地区の氏子が行うのが決まりですが、これは1514年に荒川(現在の隅田川)が洪水を起こし本社御輿が現・町屋に流れ着いたのを、そこの住民が神社に返納した故事によるそうです。

素盞雄神社氏子町会神輿に見られる、左右に大きく振る神輿の担ぎ方。二天棒神輿の最大の特徴

 

天王祭

この動画は平成27年天王祭で町屋地区の氏子に担がれ宮出しされた神輿が、南千住・三ノ輪地区の氏子に引き渡され、各町内を廻るところから始まります。
 
本社大御輿の激しい「神輿振り」、本社中神輿を担ぐ女性担ぎ手、本社小神輿(子供神輿)を担ぐ子供たちも「神輿振り」を行いながらの神輿渡御の様子。
 
続いて渡御の途中、他地区に本社御輿を引き継ぐ引継ぎ式の様子、宮入道中など宮入までの様子が纏められていて、祭りの概要が掴めると思えるのでご覧ください。
 

mdr9232 2015/06/16 公開

 

素盞雄神社神輿の担ぎ方
神輿の担ぎ棒は四本や六本を井桁型に組んで担ぐことが多いなか、素盞雄神社は二本のみで担ぎます。
 
二天棒神輿の最大の特徴は屋根の鳳凰が地面につくほど神輿を左右へ倒して激しく振る「神輿振り」が特徴です。
 
二天棒の神輿を担ぐところは素盞雄神社だけではなく、スサノオを祭神としているところでは二天棒の神輿を担ぐところがあるようです。
 
スサノオが荒ぶる神ということを表すため神輿を左右に揺らしてそれを再現しているのではないかといわれています。
 
ところで、素盞雄神社の二天棒の神輿については、素盞雄神社の町域は道が狭いので、狭い道でも神輿を進めていけるように二天棒になったという説もあるそうです。
 
素盞雄神社の神輿を左右に振る神輿振りの激しさは、他よりも群を抜いて激しく、本社神輿の千貫神輿を左右に振る様は他とは比べものにならないくらい激しいものです。

 むすび 

古くから受け継がれてきた南千住の素盞雄神社「天王祭」、今年は本祭りで長柄四間半(約8.1m)の二天で担ぐ千貫神輿・大神輿を筆頭に、中神輿・小神輿(子供神輿)の3基の御本社神輿の渡御があります。

天王祭をまだ見たことが無い方、ぜひ一度、足を運んで本祭の本社大神輿の渡御や荒ぶる神輿振りを間近でご覧になってみませんか。