浅草観音示現会、金龍の舞2018の行事や日程と見どころ

浅草観音示現会、金龍の舞2018の行事や日程と見どころ

2018年3月1日

2018年3月18日の「金龍の舞」の奉演は浅草寺境内 浅草神社境内で行われます。この「金龍の舞」は毎年3月18日のご本尊示現会と10月18日の菊供養の佳日に行われています。

金龍の舞

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浅草観音示現会、金龍の舞 の開催概要

浅草寺の観音示現会(かんのうじげんえ)※本尊示現会(ほんぞんじげんえ)とも言われている法要について案内いたします。

この、「示現(じげん)」とは神仏が人々を救うために、様々な姿でこの世に示し現わすことをいい、「浅草寺本尊示現会」とは、ご本尊さまがこの世に姿を現されたことをお祝いして行われている法要です。

浅草寺では本尊観世音菩薩が宮戸川(現在の隅田川)から出現したとされる推古天皇36年(628年)3月18日を記念し、毎年3月18日に「示現会」の法要が行われます。

浅草寺の山号を金龍山と言う縁起は「十八日寺辺に一夜にして松千株ほど生ず、三日を過ぎて天より長さ百尺ばかりの金鱗の龍、松のなかにくだりしが、その後あるところをみず、これによって金龍山と言う」ところから出ています。

また、「金龍の舞」は示現会の際にも奉演されるイベントで、浅草寺の山号である「金龍山」から名づけられ、1958年に本堂再建を記念して奉納されたのが始まりであり、浅草観音慶賛会が後生に永く伝える記念行事として創始奉納したものだそうです。

浅草観音示現会、金龍の舞 の基本情報

日程・場所・アクセス など

名称
金龍の舞
所在地
〒111-0032 台東区浅草2-3-1 浅草寺
開催期間
2018年3月18日(日)
開催場所
浅草寺境内 浅草神社境内
料金
参観無料
交通アクセス
地下鉄銀座線・地下鉄都営浅草線・東武伊勢崎線・つくばエクスプレス「浅草駅」下車
主催
浅草観光連盟、浅草観音奉賛会、浅草神社奉賛会
問合せ先
浅草観光連盟 03-3844-1221、浅草寺 03-3842-0181
浅草寺ホームページ(外部サイトへリンク)

地図情報

交通アクセス詳細

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電車でアクセス
・東京メトロ銀座線『浅草駅』より徒歩6分
・都営地下鉄浅草線『浅草駅A4出口』より徒歩5分
・東武スカイツリーライン『浅草駅』より徒歩5分
・つくばエクスプレス『浅草駅』より徒歩5分
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バスでアクセス
・北めぐりんバス 二天門→徒歩2分
・都営バス
・京成タウンバス
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自動車でアクセス
・首都高速6号向島線上り『駒形PA』出口から9分
・首都高速1号上野線『上野』出口から8分

※浅草寺に駐車場はありません。台東区雷門地下駐車場ほか、周辺の駐車場を利用。
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浅草観音示現会、金龍の舞 のイベント詳細

本尊示現会は浅草寺の創建を記念する行事で、明治の神仏分離令で浅草寺と浅草神社が分離されるまでは浅草神社の三社祭と一体となって催されていました。

浅草寺と浅草神社が分離されるのに伴い、本尊示現会は旧来の日程に留まる一方で、三社祭は5月に移行しましたが平成15年(2003年)以来、浅草神社の宮神輿3基が3月17日夕刻に浅草寺本堂に入り、一晩を過ごして翌18日に神社に戻る「堂上げ」「堂下げ」が復活しました。

浅草神社は浅草寺本尊となる聖観音像を江戸浦(隅田川)で掬い上げた檜前浜成・竹成兄弟と浅草寺の創建に関わったと土師真中知の3名を神として祀った神社です。

17日夕刻、浅草神社本社神輿3基が氏子衆に担がれ浅草寺へ向けて出発、宮神輿3基に乗ったこの3柱の神霊が浅草寺の本堂に堂上げされ、そこで聖観音像と対面して一晩を過ごすのです。

示現会当日は、貫首をはじめ一山の住職が総出で、伝法院から参道の仲見世を通り、本堂まで練行列を行ない、午後2時より法要が執り行なわれます。

寺舞「金龍の舞」を一般に公開し、この日の祈祷だけは「紅札(べにふだ)」が授与されます。(要申し込み)

17日 – 神輿の本堂堂上げ

17日夕刻に、聖観音像の取得と浅草寺の創建に関わった3名を神として祀った3柱の神霊が浅草神社を出て、浅草寺の本堂に堂上げされ、そこで聖観音像と対面して一晩を過ごすのです。以下は平成29年(2017年)の堂上げの式次第と様子です。

神輿に神霊入れ18:00より神職が浅草神社社殿から神輿庫の宮神輿3基へ神霊を遷す儀式が行われる。
18:20に神職らが社殿から神輿庫へ移動し神霊を神輿に遷し終わる
18:30まで境内の灯りは消灯される(この間は写真撮影禁止)。なお、この儀には浅草寺の僧侶も参加している。は
18:40儀式終了
神輿の出御19:00より、高張提灯や篝火、松明の灯りの中、宮神輿3基は浅草神社から浅草寺の本堂前へと、台座に乗せられて移動。
堂上げ19:30頃より、浅草寺の本堂内へと3基の神輿が順次担ぎ上げられる。ここでも高張提灯や篝火、松明の灯りで幻想的な風景が出現する。
浅草寺一山式衆読経神輿3基が本堂内に入ると、19:50より神職の祝詞、続いて僧侶らの読経が始まる。ただし、一般人が近寄れるのは階段の下までで、本堂の扉の所には高張提灯を掲げた氏子らが並ぶため、中の様子はほとんどうかがえず、そのまま一連の儀式は終了し扉が閉められる。

18日- 神輿の本堂堂下げ

17日の夕刻から浅草寺本堂内に一泊した浅草神社の宮神輿3基は翌朝、浅草神社に還御する。また浅草寺では法要が催される。びんざさら舞、巫女舞、金龍の舞も奉演される。

このほか、この日に限り赤い祈祷札(紅札)が授与されます。赤は「魔を避ける神聖な色」とされていますので、とくにご利益がありそうですね。

以下は堂下げの式次第と様子です。平成29年(2017年)

本堂堂下げ朝9:00より、浅草寺本堂で浅草神社神官祝詞奏上・浅草寺一山式衆読経
浅草寺本堂で一泊した浅草神社の宮神輿3基を浅草寺の本堂から堂下げされます。

堂下げ後、本堂前でびんざさら舞が奉納されます。びんざさら舞は田楽の一種で東京都指定無形民俗文化財です。

庭祭礼渡御びんざさら舞奉納後、宮神輿は台車に乗せられ、祭礼行列と共に浅草寺本堂を時計回りに1周してから浅草神社の鳥居前に到着。短い庭祭礼渡御が終わると祭礼行列は浅草神社に宮入りします。ただし18日が週末の場合は浅草の町内を練行列してから宮入します。
宮神輿3基はしばらく参道に安置されます。
神輿庫入れその後、宮神輿は16:30から神輿庫に格納され、17:00「神霊返しの儀」で神輿から神霊が神社の本殿に戻されて終了となります。

浅草観音示現会金龍の舞のみどころ

浅草寺境内で催される「金龍の舞」は、昭和33年(1958)に浅草寺本堂再建を記念して創始奉納された舞で、仏法守護の龍神が観音示現の折、金麟を輝かせたという、金龍山号に由来する浅草寺縁起にちなんだ舞だそうです。

長さ15m、重さ80kgの金龍が、観音様の姿に喜び勇ましく華麗に舞う様は宗教的意義が高いといわれています。

この舞は金龍だけでなく、「千株ほどの松が生じ」の部分も取り入れられ浅草寺幼稚園園児が松に見立てた棒をシャンシャン鳴らしながら練り歩く可愛らしい松慈童と、観音さまを象徴する蓮華珠が1名、これを守護する金龍を8名が操作し、浅草組合花組のお囃子のなか勇壮華麗にとり行われます。

金龍の舞は
2018年3月18日 浅草寺境内
11:30(雷門11:00出発)、14:00(伝法院13:30出発)、15:30(伝法院15:00出発)
※小雨決行 奉演されます。
※※ 10月18日の菊供養会(きくくようえ)の日にも奉演されます。

浅草を感じる~浅草寺本尊示現会2017~

浅草寺本尊示現会のイベント~堂上げ、堂下げ、金龍の舞など~をコンパクトに纏められている動画を紹介します。

2017/03/21 に公開_アップロード元:ACVch.

2017 淺草寺 金龍の舞

浅草寺境内での金龍の舞
2017/03/21 に公開_アップロード元:Chris Huo

むすび

浅草観音示現会、金龍の舞などの起源や2018年の行事内容を紹介してきました。

行事の日程や時間の流れは平成29年(2017年)のものを元に紹介してきましたので、具体的な内容は年度によって多少異なると思いますが参考になれば幸いです。

浅草寺は普段でも旅行者の人たちでにぎわっていますので、この日は更なる混雑となることが避けられないでしょう。

神輿や練行列は浅草寺の外でも行われますので、紹介している動画を参考に厳かで勇壮華麗な演舞など、ぜひ一度はご覧になってみませんか。