東京一の藤の名所とも呼ばれる東京都江東区亀戸の亀戸天神社では、境内に約50株以上ある藤の花が咲き始める4月中旬頃から5月初旬にかけて藤まつりが開催されます。藤の見事さだけでなく、露店で賑わう下町の情緒も肌で味わえるおまつりです。
亀戸天神藤まつりについて
古くは亀戸天神社は福岡県太宰府市ある天神さま(菅原道真公)をお祀りする本社太宰府天満宮に対して東の宰府として「東宰府天満宮」、あるいは「亀戸宰府天満宮」と称されていました。
明治6年に東京府社となってより亀戸神社と号し、昭和11年に現在の亀戸天神社と正称されるようになりましたが、一般には広く「亀戸の天神さま」「亀戸天満宮」と呼ばれ、親しまれています。
“東京一の藤の名所”として賑わい人々に愛されるようになった亀戸天神の藤は、江戸時代湿地であった亀戸神社の初代宮司が水を好む藤を社殿に植えられたことから始まったと言われている。江戸時代には江戸の名所として五代将軍綱吉公、八代将軍吉宗公が訪れた記録もあり、多くの浮世絵などの題材にも取り入れられています。
現在では藤まつりとして賑わいを見せる亀戸天神藤まつり2017の情報をお届けします。
基本情報
名 称 : 亀戸天神社 藤まつり・学業講祭
日 程 : 2017年4月15日(土)~5月7日(日)
場 所 : 東京都江東区亀戸3丁目6番1号 亀戸天神社
料 金 : 無料
交通アクセス
イベント
菅原道真公をお祀りする神社らしく藤まつりの日程の中に花見のお祭りというだけでなく、学業講祭という今後の学業上達と身体安泰を祈願し、茶会や生花展、和楽器の演奏などさまざまな行事が含まれています。
日程と内容
藤まつりのライトアップ
「藤まつり」期間中は、日没~24時頃まで、22時以降は、ライトアップされる箇所・照明の数が少なくなり、24時で消灯となります。
夜の静寂の中、灯りに照らしだされた藤の花房の紫色がさらに幽玄な紫に変わり、心字池の水面のかすかな波に揺れて映る様は、幽玄の世界そのものを感じさせてくれます。
出世鯉の放流
2017年5月5日(金)子供の日 午前9時より
出世鯉の放流(しゅっせごいのほうりゅう)
中国の黄河(こうが)に竜門(りゅうもん)という急流があり、鯉がそこを泳いでのぼることが出来れば竜になるという言い伝えに因んで行われます。
子供の日と11月の七五三祝いの時に、子供達が健康で、世に出て活躍する願いを込め、心字池に鯉を放流します。
出世鯉の放流は5月5日午前9時頃から、本殿前の太鼓橋の近くで行われ、どなたでも参加できます。お子様の健康と元気な成長の願いがきっとかないます。
まとめ
境内には入場料無料で24時間入場できます。
江戸時代には江戸の名所とし日本人が愛でてきて、現在は“東京一の藤の名所”として賑わい人々に愛されるようになった亀戸天神の藤まつり、是非お出かけになってはいかがですか。
藤まつり期間中は、100以上の屋台や露店が出ますので、お祭り気分が出て楽しめます。
また、子供の日には子供達が健康で、世に出て活躍する願いを込め、心字池に鯉を放流するイベントがありどなたでも参加できますのでご家族で楽しまれるのもよいのではないでしょうか。