播磨坂は茗荷谷駅と小石川植物園の間に位置する、広い下り坂の道で沿道にはソメイヨシノほか約120本の桜があり、春には華やかな桜並木が続きます。
江戸時代には松平播磨守の上屋敷があり、千川(小石川)の低地には「播磨田んぼ」があったことから、播磨坂と呼ばれるようになったそうである。
播磨坂の桜と「第45回 文京さくらまつり」
この播磨坂、東京都の中心部にほど近い環状3号線の一角にあたりますが、終戦後の都市計画道路環状三号線の一部として造られましたが、その後計画は変更されて、現在の形となっています。
桜が植えられたのは、昭和35年の「全区を花でうずめる運動」を契機とするもので周辺住民の協力により、樹齢15年のソメイヨシノの若木が約150本植えられました。
現在、桜の本数は少し減りましたが、樹齢70年を迎えた桜が道路の両側の歩道と、中央部の緑道に植えられています。
播磨坂のお花見の場所
満開予想日に近い土・日曜日は車両通行止めで、多彩なイベントが繰り広げられる「さくらまつり」。桜は道路の両側の歩道と、中央部の緑道に植えられています。緑道にはベンチや小川をイメージした親水コーナーなどがあり、シートを広げられるスペースもあるので、お花見のメインスポットとなります。
今年で39回目となる「さくらまつり」は、もともと地元5町会の親ぼく行事だが、ここ数年の人出は約8万人に上るので場所取りも大変だそうです。
満開予想日に近い土・日曜日は車両通行止めで「歩行者天国になり」多彩なイベントが繰り広げられる。実行委員の男性は「東京で歩行者天国になる桜の坂はここだけでは…」と言っています。
開催日程・開催場所・アクセス
- 期 間:2017年3月25日(土)~4月9日(日)
- 場 所:東京都文京区小石川4、5丁目境
- 会 場:ミッドタウン・ガーデン さくら通り沿い、ガレリア 他
- 交通アクセス:
【電車で行く】
地下鉄丸ノ内線 茗荷谷駅 約0.6km
地下鉄三田線 白山駅 約1.0km
JR中央本線 飯田橋駅 約2.0km【バスで行く】
都バス都02、都02乙「小石川四丁目」「小日向四丁目」より徒歩約1分ちぃばす「六本木七丁目」、「檜町公園」下車徒歩1分
※文京区コミュニティバス「Bーぐる(目白台・小日向ルート)」をご利用の場合、「28番:播磨坂」が便利です。
※4月1日(土曜日)、2日(日曜日)の10時30分~15時30分の間は播磨坂が車道通行止めとなるため、その間「播磨坂」には停車いたしませんので注意【車で行く】
首都高速5号池袋線 東池袋出口 約3.2km / 首都高速5号池袋線 護国寺出口 約1.8km
※公園ではなく、通りで行われるおまつりですから、車で行くのは控えた方が良さそうです。
イベント内容
4月1日(土)・2日(日)のイベント
さくらまつりで是非出かけてほしいのは歩行者天国になる満開予想日に近い土・日曜日です。
見どころはなんといっても、坂道を埋め尽くすソメイヨシノ120本からなる桜のトンネルですから。桜の花に包まれた車道が歩行者天国として解放される2日間が祭りの頂点です。
・東京消防庁音楽隊パレード
・区内の各学校による音楽パレードや吹奏楽演奏
・和太鼓演奏
・子ども紅白玉入れ大会
・起震車による地震体験
・文京区観光協会による観光PRや「文の京観光グッズ」の販売
夜桜ライトアップ
ぼんぼりの点灯により穏やかな明かりで桜が照らされます。
- 期 間:2017年3月25日(土)~4月9日(日)
- 時 間:17時~21時)
さくらまつりガイドツアー
-播磨坂から桜を追いかけて-
文京区観光ガイドがさくらまつり会場周辺の見どころを案内します。
播磨坂から桜を追いかけてまちあるきを楽しんでみませんか?
【日時】4月1日(土曜日) 午後1時30分(所要約2時間)
【対象】徒歩で全行程(約2km)歩ける方
【定員】20名(先着)
【料金】無料
【参加方法】会場内文京区観光協会テント前で当日午前10時~午後1時15分受付
【お問い合わせ先】03-5803-1941(文京区観光インフォメーション)
【おもなみどころ】石川啄木終焉の地歌碑・顕彰室、簸川神社、占春園
※天候により中止の場合あり。
まとめ
さくらまつりに家族で出かけるなら、桜の花に包まれた車道が歩行者天国として解放され歩行者天国になる4月1日(土)~4月2日(日)がオススメです。
※歩行者天国 時間 両日 10時30分~15時30分
※ぼんぼり照明:17時00分~21時00分
露天や鼓笛隊のパレードや子ども紅白玉入れ大会などいろいろなイベントもあり家族で楽しめます。遊歩道にビニールシートを敷いてお花見を楽しんでいる人も多く、近辺にはスーパーマーケットが数軒有り、宴会用のおつまみの調達も出来ますが値段はちょっと高めなため、なるべく持参した方がいいと思います。
また、遊歩道にはちゃんとお手洗いもあるので安心してお酒を飲めます。ただ、場所取りは大変なようです。
坂の両側にはレストランなどの飲食店があり、一部のお店ではオープンカフェのように、店外にテーブルや椅子を並べているので、お花見をしながら食事を楽しめます。
お花見シーズンには提灯が設置され、照明によるライトアップはありませんが、道路の両側の街路灯が明るいので、十分に播磨坂の夜桜が楽しめます。
文京区役所公式ホームページ>文京さくらまつりhttp://www.city.bunkyo.lg.jp/bunka/kanko/event/matsuri/sakura.html