神忌祭は、菅原道真公の忌日に行なわれている祭事です。
道真公の命日は旧暦の2月25日ですが明治の改暦により3月25日に改められ、それ以降、亀戸天神では神忌祭は3月25日に行われています。
神忌祭は、夏の例大祭に対する春祭りと位置づけられる大切なお祭りです。
亀戸天神社・神忌祭の概要
神忌祭は亀戸天神が創建されてから300年以上続く、菅原道真公の忌日に行なわれている祭事です。
この日は、旧暦の2月25日道眞公のご命日にあたり夕暮れとともに、祓い清められた神前から道眞公の御神霊を奉持した絹垣が氏子や近隣の子供達のかざす松明の火で守られながら心字池のまわりを巡り境内を一周します。
雅びやかな音楽も流れるなか、静寂の夜の闇にあかあかと燃え立つ松明が行列してゆく様は荘厳そのもので、この一夜は、松明まつり、葬式祭ともよばれ、八月の大祭に匹敵する重要なお祭りだそうです。
亀戸天神社・神忌祭の基本情報
名 称 | 神忌祭 |
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所 在 地 | 東京都江東区亀戸3-6-1 |
開催期間 | 2019年3月25日(月)※18時~ |
開催場所 | 亀戸天神社 |
料 金 | 無料 |
問合せ先 | 亀戸天神社 電話番号/03-3681-0010 ホームページ/亀戸天神社公式サイト |
備 考 | ※ 雨が降ると社殿内の神事のみになります。 |
アクセス情報
地 図 情 報
交 通 情 報
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電車でアクセス
JR総武線:亀戸駅より徒歩約13分
JR総武線:錦糸町駅より徒歩約13分
東京メトロ:錦糸町駅より徒歩約15分
東京メトロ:押上駅より徒歩約20分
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バスでアクセス
都営バス上野公園・浅草寿町行き「亀戸天神前」下車すぐ
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車でアクセス
首都高速錦糸町出入口から2km 5分
※ 駐車場:あり/40台/無料
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亀戸天神社・神忌祭の詳細
祭事の見どころ
17時30分頃:菅原道真公が亡くなられた忌日に行われますので「神忌祭」と呼ばれ、葬送の遺制をかたどったところから「葬式祭」ともいわれています。
また祭に列なる松明(たいまつ)が印象的なので、近隣の人たちは「松明祭」と呼んでいます。
この祭の特色は、多くの松明や“かがり火”が列に連なることと、庭前で盛んに燎(かがり)を焚くことでしょう。
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6時:となり太鼓の音とともに、神官や氏子役員などが厳かに本殿内に入っていきます。
本殿内で神事が始まり、お祓いや祝詞の奏上が行われます。
笙(しょう)の音色があたりに溶け込んでいきます。
本殿内での神事は30分ほど続きます。
6時30分:本殿から出てくる行列の方々に火をつけたたいまつを渡していき、神幸行列がはじまります。
道真公の御霊は、神輿ではなく純白の絹垣(きぬがき)に囲まれたまま神官のてによって、境内を巡るのです。
そして、松明による炎の列が、道を清め、照らし、そのあとには、白装束の神職たちが恭しく担ぐ、白布で覆われた四角い絹垣の前後を、たいまつ群が続きます。
境内を半周回って本殿に帰ってきたところで、新しいたいまつに交換します。
どうやら、ひとつのたいまつでは、半周しか持たないようです。
更に神幸行列は本殿から入り口の大鳥居前を廻って、太鼓橋を渡って本殿に戻っていきます。
この神事は、町内氏子さんたちの年中行事でもあって、神事がすんでも暫し、立ち去らず春の訪れを感じている様子にも見える情景です。
動画 亀戸天神社・神忌祭
むすび
境内を美しく彩る松明(たいまつ)の明かりでおとずれ春の気配を感じ取れるお祭りです。
そして、神忌祭で松明をかざし天神様をお守りする大切な役はどなたにでも参加できるそうです。
きっと天神様から幸運をたくさん頂けると思いますので、是非この素晴らしいお祭りを体験してみませんか。
なお、この祭事は、雨が降ると社殿内の神事のみになりますので、もし雨天の場合は、事前に亀戸天神社へお問合せされたほうがよいと思います。