大宮氷川神社「大湯祭(十日市)」の開催概要
大湯祭とは相当古い時代から行われて来た祭典とされ、武蔵一宮氷川神社の神事の中でも最も著名な特殊神事で、11月30日から12月9日までを前斎、12月10日を本祭、12月11日を後斎とした12日間に及ぶ長い祭典です。
十日市とは大湯祭の本祭12月10日にあわせて、酉の市がたつのを、十日市・熊手市といわれています。
本来、酉の市とは11月の酉の日に行われる各地の鷲(おおとり)神社(大鳥神社)の祭りのことで、大鳥神社を勧請した関東各地の寺社で行われています。
氷川神社は、大鳥神社と関係がないので本来的な意味での酉の市ではないが、氷川神社の大湯祭(だいとうさい)にあわせて門前で催される大規模な市では酉の市と同じように、縁起物の熊手の露店が並ぶので、神社の略記でも”酉の市”と記載されています。
大湯祭(十日市)の基本情報
名称
大湯祭(十日市)
所在地
埼玉県さいたま市大宮区高鼻町1-407
開催期間
2017年11月30日~12月11日
開催場所
大宮氷川神社、神社境内や参道周辺
交通アクセス
JR「大宮駅」東口から徒歩約15分
問合せ先
大湯祭:大宮氷川神社 電話:048-641-0137
大宮氷川神社公式サイト
十日市:公益社団法人さいたま観光国際協会 電話:048-647-8339
大湯祭(十日市)の祭典詳細
期日:11月30日~12月9日
12月10日の大湯祭本祭の為に、11月30日より神職は神社に篭り潔斎致します。
潔斎とは祭典に臨むため宮司さん以下全神職が身を清めるため「水または湯によって心身を清める沐浴の事で、斎食や斎宿などと共に、いくつかある斎戒の所作の一つだそうです。
では、斎戒とは潔斎して身体を清め、衣服を改め、居室を別にし、飲食を慎み、思念、言語、動作を正しくし、汚穢、不浄に触れてはならないようにする。ということのようです。
大宮氷川神社の大湯祭前斎では、毎夜7時半に境内にかつての火祭りを伝えるかがり火をたき上げ祭事を行いますが、この火にあたると無病息災、火防の御神徳にあずかれるといわれます。
期日:12月10日
本祭では米、酒、百味膳、菱餅、海老、長芋、串付の大鮒などのお供え物をします。
百味膳は海川の物八種、山野の物八種で一膳とし、種々の神饌をすべて熟饌(調理した神饌)にして、本殿、摂末社あわせ百膳がお供えされます。
また、この日は特別に御祭神の大己貴命(大国様)と少彦名命(恵毘須様)の御影(福神札)や福熊手、福財布、福種銭が授与されています。
伊勢の神宮の御神札(神宮大麻)はこの日から授与されますが、10日の神札授与時間は0時から23時までとなります。
期日:12月10日
大湯祭本祭にあわせて十日市(とおかまち)よばれる大規模な市が境内や参道に開かれます。
縁起物の熊手や神棚(宮型)、B級グルメ屋台から名物飴細工まで様々な露店など約2000軒が立ち並び、福を望む多くの人々が縁起物の熊手を求め、夜遅くまで賑わい手締めの声と拍手の音が響き渡ります。
大宮駅の東口側を出て通りを抜けるところ、二の鳥居から氷川神社入り口近くの三の鳥居辺りが特に屋台も多く賑わっています。
三の鳥居付近ではたくさんの熊手が売られていて、威勢のよい手締めと拍手も聞けて、更に盛り上がります。
期日:12月11日
解斎のお祭で本殿祭の後、饗膳式(きょうぜんしき)という全神職と氏子のおもだった者が神供を降ろして共同飲食する古式床しい直会の儀が執り行われ「幾久(いくひさ)、幾久」と社頭隆盛の言祝ぎを発し、神酒を拝戴致します。
これによって、全ての行事が終了し、斎戒を解く「解斎」(げさい)となり、もとの生活に戻ります。
大湯祭(十日市)の開催場所詳細
交通アクセス
●東武野田線「大宮公園駅」から徒歩約15分
●「岩槻I・C」から約20分
【交通規制について】
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一方通行規制
12月9日10:00~翌日10:00
12月10日22:00~24:00[/wc_column]
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車両通行止
12月10日10:00~22:00
(指定車両・許可車を除く)[/wc_column]
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【 駐車場 】大宮公園駐車場(有料)やその他周辺パーキングを利用。
むすび
関東のパワースポットして有名な大宮氷川神社の大湯祭りと十日市についてお伝えしました。今年を良い年でしめくくり、来年は福運で迎えたいとお思いの方は大宮氷川神社の十日市に行ってみませんか!!
因みに、氷川神社の福熊手の初穂料は小1500円、大3000円。
食べ物などの露店など、賑わっている時間は午後10時頃までです。
大宮近辺の大手企業をはじめ、関東の様々な企業が熊手を買いに来ているようです。